「吉例顔見世興行、東西合同大歌舞伎、
猿翁、猿之助、中車 襲名披露」後半の部を観に
行ってきました。
生で口上を聞きたかったのと、
猿之助が演目「黒塚」は自分が一番好きなものの一つと
言うインタビューを読んでいたので
迷わず16時15分からの部にしました。
口上、
(パンフレットより、猿之助口上↑)
猿翁が体調不良で三人ぞろいを聞けなかったのは残念でしたが
さすがの猿之助はもちろん、
40を過ぎ、にわか歌舞伎役者になった中車も
すごいですね、りっぱでした。
中車のまねき看板が46年ぶりにかけられ、
その同じ年の12月生まれの自分は
えにしを感じ精進してまいりますと印象的語りでした。
もうずいぶん前ですが
ここ南座で猿翁さんがバリバリの猿之助の時代、
宙吊りで見えを切っていた顔を「これが歌舞伎なん?」と
見上げました。
さてさて「黒塚」
ほんまに魅力的な作品でした。
まるでお能と歌舞伎が自然に融合した感じで
静と動のはざまで
人の心の暗闇を踊りであらわすのが
薄原のみごとな舞台装置、舞台上で見える実演謡曲?浄瑠璃?とも溶け合い
不思議な世界にさまよわせてもらえた気分でした。
(猿之助親友、福山雅治が描いた舞台幕↑)
(パンフレットより。↑黒塚)
ほんまよかったわぁ。
いい年の瀬だなあ。
毎年イヴの夜はここに座ろう!としみじみ思った。
オペラグラスが時々いる3階席からの報告でした。(=*^-^*=)
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